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アメリカのデンタルピック(三角ようじ)Stim-U-Dent 35-29

現在はJ&Jのブランドで販売されていますが元はStim-U-Dent Inc. Detroit,Michigan 48/238として

販売されていました。

この楊枝は1960年頃ノルウェーで開発されました。当時は平ようじと丸い両方尖ったカクテルピックをヨーロッパに大量に輸出していました。その内の上得意の一社であるスウェーデン生協がこの三角形の楊枝の見本を送って来て出来ないかと相談を受けました。早速高山工場の瓜田宏さんに見本を送り、製造機の開発をはじめました。三年間の試行錯誤の後に開発に成功しました。先方へ見本を送るとすぐに注文がきました。

全く新しい商品なので市場調査に行かせて欲しいと社長の父に頼みました。1963年に一人で北欧を尋ねました。すると生協はもちろんどの立場の人も三角ようじは歯を痛めないのでよい。丸い楊枝は料理用でそれを歯に使えば歯を痛めると絶賛下さいましたので驚きました。北欧の国々は人口が少ないことに気づきましたので

そんなによければヨーロッパ全域に広めるべきだ痛感しました。この楊枝は歯と歯の間の形に合わせて二等辺三角形になっているので上の二辺で歯についている歯垢を取り、底辺で歯茎を軽く押してマッサージする道具であることも理解出来ました。翌年からヨーロッパの歯ブラシメーカーを尋ねて売り歩きました。

スウェーデン生協へ売っているというとどこも話を聞いてくれました。このようにして多くの販路を開拓しました。1978年には1ドル200円を記録する円高に遭遇し、ヨーロッパへの輸出は難しくなりました。

そこで国内に目を向けてサンスター社へ連絡しましたら、面白いと歯のケアの一部に加えられました。

先端に薬液を付けて商品化し、コープ商品にもなりました。ところが三角ようじは歯茎をマッサージする道具であることは伝えきれません。一般のようじとの違いを理解してもらえないのです。13年間で断念せざるを得なくなりました。担当者と上司はよく理解下さり、その後も繋がっております。この三角ようじは世界で9社が作っています。アジアでは私共だけで他にアメリカ、オーストラリア、スイス

残りの5社は北欧です。残念ですがやはり歯といえば北欧となるはずです。

Donated by Mr,T.Ohno

1 Comment


Koeisha Osamu Inaba ,
Koeisha Osamu Inaba ,
Sep 23, 2024

上記の商品の名称にあります「Stim-u-dent]]は歯と歯の間を刺激しなさい」という意味で二等辺三角形の上の二辺で歯に付いた汚れをとり、

底辺で歯茎をマーサージしなさいとのことです。それによって歯ぐきの

健康が得られます。この歯と歯の間をマッサージできのはこれしかないのです。北欧、アメリカ、カナダでデンタルピックとして広く普及しています。丸いようじはカクテルピックと呼び料理や果物を突き刺す道具です。

この丸い楊枝を狭い歯間部に入れて歯ぐきを傷つけているのが現況です。


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