萬国商法往来 松山半山直水著 明治7年(1874) 4-44
開国して間もない頃の輸入品の通商の様子と商品の紹介。歯ブラシという言葉が未だないので歯ブラシの容器を楊枝入れ、歯ブラシを磨きようじと紹介されている。
出家大綱 栄西禅師 正治二年(1200) 明治13年翻刻(1880) 20-12
仏教と共にインド・中国を経由して我が国に伝わった木の枝で歯を磨く歯木の作法が述べられている。
初学人身窮理 松山棟庵,森下岩楠著 明治9年(1875)刊 4-45
歯の健康を保つ方法が述べられている。歯ブラシで歯を磨くこと、歯間部に詰まったものは細いようじを使うこと、金属のようじは使わないことなどが書かれている。
通常物図解問答 明治10年(1877) 小林菊三郎編輯 玉川玉泉画 7-64
従来の房ようじに加えて、輸入された歯ブラシが紹介されています。日用品絵本です。
厳島図絵 岡田清編著 天保13年 (1842) 12-31
「大日本物産図絵」は各地の名産品をテーマに明治10年(1887)の第一回内国勧業博覧会に出品された錦絵の揃いものである。三代歌川広重が絵筆をとり錦栄堂萬屋刊行。この中にも 掲載 されている色楊枝です。この土産の元になったのが弘法大師の楊枝献上だったものと思われます。
拓本 楊柳観音碑 4-37
中國製 年代不詳(age unknown) Engraved print of Buddhist hold a branch of popular & cup of water. China. 中国・天台山...
十八種物図 敬光著 文政7年(1824) 6-81
梵網経に楊枝、そう豆(そうず)・・・という順で「比丘十八物」として僧侶が身に着けておくべき持ち物が書かれている。楊枝(歯木)を使うと口が香ばしくなり、熱を除くなど五つの徳があると紹介されている。