禁秘抄 順徳天皇著文明9年 (1477年)刊 12-29
天皇の朝の洗面の様子です。女官が御簾の間から差し出した房ようじで歯を磨かれました。
絵本 阿つ満の花 北尾重政画 明和5年(1768) 4-15
浅草寺のようじ店の店先 一人の武士が楊枝を見ているとお付きの人や警護の侍を連れた姫君の一行もやってきた。 管家の御ことわり わすれても竹のようじを使いしは願いし事のかなわざりしは 御歌を見るときは上古(むかし)よりあるものと見え...
大和本草 貝原益軒著 宝栄6年(1709)肝木・白楊・黒文字・柳 6-37
この四種類(肝木・白楊・黒文字・柳)で江戸期の房ようじは作られていました。 全て薬効のある素材でした。
養生訓 貝原益軒著 正徳3年刊(1713) 4-47
貝原益軒が歯のケアの大切なことを説いています。布で歯の汚れを取るなどの工夫をしていました。楊枝は深く入れないように注意しています。こういうケアのお蔭で当時としては珍しく長寿(84歳)でした。
三礼口訣(食・茶・書)貝原益軒著 元禄4年(1687) 9-8
「食・茶・書」の礼法書です。 「食礼」 茶菓子いでば。盆を右手に取り上げ、左手にうつして楊枝をとり、食らうべし。 一説に同輩の前にては。楊枝を取り直しおこし歯をさし。その楊枝を懐中すべしという。 これ古礼にありとど。楊枝は盆に入れて返すべし。歯をさするは。わが懐中の楊枝を...
和本 和漢三才図絵 寺島良安著 正徳3年(1713)6-37-1 喬木類 巻83 柳
和漢三才図絵 寺島良安著 巻83 喬木類 柳 正徳3年(1713)刊 削って楊枝を作ることとその薬効も説明されている。 The first encyclopedia in Japan
和本 和漢三才図絵 寺島良安著 正徳3年(1713)6-37-2 喬木類 巻83 こぶ柳
和漢三才図絵 寺島良安著 巻83 喬木類 こぶ柳 正徳3年(1713)刊 楊枝に使われることが書かれている。 The first encyclopedia of Japan by R.Terashima
和漢三才図絵 寺島良安著 巻25容飾具楊枝 3-25 正徳3年(1713)刊
和漢三才図絵 寺島良安著 巻25容飾具 正徳3年(1713)刊 The first encyclopedia of Japan by R.Terashima 僧祇律に云く「一頭を噛んで砕きてもって歯牙の中の滞食をできさつ(清掃)...
和本 和漢三才図絵 寺島良安著 正徳3年(1713) 6-37-3 喬木類 巻83 白楊
和漢三才図絵 寺島良安著 巻83 喬木類 白柳 正徳3年(1713)刊 これで楊枝を作ると歯痛も治ると説明されている。 京都の三十三間堂を建てられた後白河法皇が紀州熊野に詣でられた折に歯痛を覚えられ、地元の人がこれを噛んで下さいと出された楊枝で、治られたという故事に因んで三...