植物図 5 3-21
中国には(4世紀頃)歯を磨く習慣はありませんでした。仏典を求めてインドへ旅した法顕は木の枝を嚙んで歯を磨いている光景に驚きました。そのことを旅行記「法顕伝」に書かれました。それで海外では歯を磨くということを中国の人は知りました。インドでは主にニームという薬木を使っていました...
植物図 4 3-18
奈良時代に遣唐使によって楊の枝を嚙んで歯を磨くことが仏教と共に伝えられました。 日本は枝を嚙むという習慣はありませんでした。そこで枝の先端を熱湯で煮て、柔らかくして木槌で叩きました。すると毛筆のようになり、それを房楊枝と呼んで歯を磨きました。もう一方の先を尖らせてつまようじ...
植物図 3 3-19
私共の会社の創業者である稲葉由太郎は大正6年に三重県の関町で始めました。祖父は手作りのクロモジではなく腕位の太さのウツギで量産化・機械化を念頭に置きました。それが受け入れられて全国へ出荷するまでになりました。その折にアメリカで機械による量産を新聞で知り、早速その機械を購入し...
植物図 2 3-20
アメリカから購入した機械の説明書に使う原木は白樺と聞き、祖父は大変驚いた。なんとアメリカでは太い原木の白樺材を使っているとは!その時、地場産業として、クロモジのつまようじを作っている河内長野のようじ組合から輸入機械を買って生産するなら、是非河内長野でやって欲しいという誘致の...