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植物図 4 3-18

奈良時代に遣唐使によって楊の枝を嚙んで歯を磨くことが仏教と共に伝えられました。

日本は枝を嚙むという習慣はありませんでした。そこで枝の先端を熱湯で煮て、柔らかくして木槌で叩きました。すると毛筆のようになり、それを房楊枝と呼んで歯を磨きました。もう一方の先を尖らせてつまようじとしました。更に持ち手部分を薄く削いで舌掃除に用いました。

小さなつまようじには香りのよいクロモジを使いました。爪先で使うようじですから正しくは爪ようじです。

明治時代に地元に沢山生えている指位のクロモジの枝を削り、つまようじ産業が河内長野で起こりました。


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