木材の工芸的利用 農商務省山林局編 明治45年(1912) 6-9
房ようじ、つまようじの材料・製法などについて詳しく記載されている。
全国特産品製造家便覧 廣報通信社刊 大正8年(1919) 9-5
188ページの三重県の妻楊子に掲載されている関勢社は弊社の創業者(稲葉由太郎)が大正6年1月に設立しました会社です。この本が大正8年に出版されましたが大阪は堺市だけで河内長野は掲載されておりません。
日本物産字引 橋爪貫一著 明治8年(1875) 7-75
この若狭の楊枝の材料は京都の楊枝屋で加工され、販売されたと考えられます。
日本地理往来(下)郡名・産物 16-10
著者・刊行年不詳 北陸に楊枝の材料があったことが分かる。
禁秘抄釈義 関根正直著 明治34年刊 (1901) 6-75
宮中での天皇の洗面の様子が書かれている。
萬国商法往来 松山半山直水著 明治7年(1874) 4-44
開国して間もない頃の輸入品の通商の様子と商品の紹介。歯ブラシという言葉が未だないので歯ブラシの容器を楊枝入れ、歯ブラシを磨きようじと紹介されている。
出家大綱 栄西禅師 正治二年(1200) 明治13年翻刻(1880) 20-12
仏教と共にインド・中国を経由して我が国に伝わった木の枝で歯を磨く歯木の作法が述べられている。
初学人身窮理 松山棟庵,森下岩楠著 明治9年(1875)刊 4-45
歯の健康を保つ方法が述べられている。歯ブラシで歯を磨くこと、歯間部に詰まったものは細いようじを使うこと、金属のようじは使わないことなどが書かれている。
通常物図解問答 明治10年(1877) 小林菊三郎編輯 玉川玉泉画 7-64
従来の房ようじに加えて、輸入された歯ブラシが紹介されています。日用品絵本です。