昭和3年表彰 アメリカより製造機を購入して白樺製の平ようじの機械生産開始 2-17-2昭和の初め大阪府河内長野市上原町にて。文化楊子とあるのは海外で普及している平ようじなので従来の国産の丸い楊枝と区別するため文化楊枝と呼ばれた。
大正中期にアメリカで機械化して楊枝を作るということを知り、早速その製造機の一部を購入しました。これを聞かれた河内長野の業者が機械化が進めば、手作りの産地がなくなると思い、稲葉由太郎に機械化するなら河内長野でやって欲しいと誘致しました。祖父も三重の鈴鹿に対し、河内長野は堺、大阪、京都、神戸と大きな消費地が近い所がよいと誘致を受け、
河内長野で輸入機械を参考にして白樺を素材にして生産を始めました。
舶来の楊枝ということで文化ようじと名付けました。