近世奇跡考 山東京伝著 文化元年(1804) 4-46
近世初期の市井の風俗などを編纂。寛永期(1624~1645)に長櫃様の上に楊枝を並べて販売したのが楊枝店の始まりであることが分かる。
日本物産字引 橋爪貫一著 明治8年(1875) 7-75
この若狭の楊枝の材料は京都の楊枝屋で加工され、販売されたと考えられます。
日本地理往来(下)郡名・産物 16-10
著者・刊行年不詳 北陸に楊枝の材料があったことが分かる。
禁秘抄釈義 関根正直著 明治34年刊 (1901) 6-75
宮中での天皇の洗面の様子が書かれている。
スシュルタ本集 古典インド医学 AYURVEDA 9-50
訳稿者 大地原誠玄 解題者 矢野道雄 1971年刊 木(ニーム)の枝を嚙んで房状にして歯を磨くことや舌をきれいににすることが勧められています。
Dentistry then and now by J.Menzies Campbell in 1981 England 5-14
つまようじは歯ブラシを使って歯をきれいに保つことが勧められています。
佛説温室洗浴衆僧経(国訳一切経) 7-52
楊枝を使って歯を守ることやそう豆(石鹸の元)で身を清めることが説かれている。
賢愚経(国訳一切経) 8-35
お釈迦さまが使い終わられた歯木を投げ捨てられるとたちまち芽が出てみるみるうちにそれが大きな木になり、それをダンタカーシュタ(木片)と名付け、その木の枝で歯を磨くようになったことが書かれています。 ダンタは英語のデンタルの語源でインド数字で32を表し歯の数です。
Bildgeschichte der Zahnheilkunde by Proskauer Witt in1962 8-16 歯科医学
色々な時代のようじなどの口腔ケア用品、使用方法などが紹介されています。