

植物図 5 3-21
中国には(4世紀頃)歯を磨く習慣はありませんでした。仏典を求めてインドへ旅した法顕は木の枝を嚙んで歯を磨いている光景に驚きました。そのことを旅行記「法顕伝」に書かれました。それで海外では歯を磨くということを中国の人は知りました。インドでは主にニームという薬木を使っていました...


植物図 4 3-18
奈良時代に遣唐使によって楊の枝を嚙んで歯を磨くことが仏教と共に伝えられました。 日本は枝を嚙むという習慣はありませんでした。そこで枝の先端を熱湯で煮て、柔らかくして木槌で叩きました。すると毛筆のようになり、それを房楊枝と呼んで歯を磨きました。もう一方の先を尖らせてつまようじ...


植物図 2 3-20
アメリカから購入した機械の説明書に使う原木は白樺と聞き、祖父は大変驚いた。なんとアメリカでは太い原木の白樺材を使っているとは!その時、地場産業として、クロモジのつまようじを作っている河内長野のようじ組合から輸入機械を買って生産するなら、是非河内長野でやって欲しいという誘致の...


歯ブラシ イギリス製 1918年 28-26
初期の歯ブラシです。何年にどこで作ったか分かる仕組みであるホールマーク付きですから大変高価だったと思われます。 I bought thsi toothbrush at Portbello in London.


水鳥の羽根のようじと銀のケース イギリス 6-56
現在も羽根製のようじは薬局などで売られています。 I bought this quiill and case at Portbello in London.


鯨製のようじ 寄贈:㈱山桜 小柳佐喜男氏 7-113
鯨の髭と呼ばれる部位の活用です。 These were devoted by Mr.S Koyanagi of Sannou Corp.


鰹の尾びれの楊枝 マーシャル群島 寄贈:本田寿子氏 5-76
漁師さんらが活用されました。尾びれから作られました。


鯨製の舌掃除 3-9
折り曲げて舌苔を取りました。 明治期に海外から歯ブラシが入りかけて、木製の房楊枝が次第に少なくなった時に、舌の汚れを取る道具として次第に拡がりました。


鉄製の舌掃除 ヨーロッパ 32-14
舌を清潔に保つことが大切であることを分かっていたのでしょう。 舌は傷つき易いので舌に触れる部分は丸味をつけてあります。


真鍮製の舌掃除 中国 13-30
古代インド医学でも舌の清掃の大切さは理解されていたようです。 舌に触れる部分に加工が施されていませんので舌を傷つけやすかったと思われます。