初学人身窮理 松山棟庵,森下岩楠著 明治9年(1875)刊 4-45
歯の健康を保つ方法が述べられている。歯ブラシで歯を磨くこと、歯間部に詰まったものは細いようじを使うこと、金属のようじは使わないことなどが書かれている。
通常物図解問答 明治10年(1877) 小林菊三郎編輯 玉川玉泉画 7-64
従来の房ようじに加えて、輸入された歯ブラシが紹介されています。日用品絵本です。
厳島図絵 岡田清編著 天保13年 (1842) 12-31
「大日本物産図絵」は各地の名産品をテーマに明治10年(1887)の第一回内国勧業博覧会に出品された錦絵の揃いものである。三代歌川広重が絵筆をとり錦栄堂萬屋刊行。この中にも 掲載 されている色楊枝です。この土産の元になったのが弘法大師の楊枝献上だったものと思われます。
拓本 楊柳観音碑 4-37
中國製 年代不詳(age unknown) Engraved print of Buddhist hold a branch of popular & cup of water. China. 中国・天台山...
十八種物図 敬光著 文政7年(1824) 6-81
梵網経に楊枝、そう豆(そうず)・・・という順で「比丘十八物」として僧侶が身に着けておくべき持ち物が書かれている。楊枝(歯木)を使うと口が香ばしくなり、熱を除くなど五つの徳があると紹介されている。
禁秘抄 順徳天皇著文明9年 (1477年)刊 12-29
天皇の朝の洗面の様子です。女官が御簾の間から差し出した房ようじで歯を磨かれました。
絵本 阿つ満の花 北尾重政画 明和5年(1768) 4-15
浅草寺のようじ店の店先 一人の武士が楊枝を見ているとお付きの人や警護の侍を連れた姫君の一行もやってきた。 管家の御ことわり わすれても竹のようじを使いしは願いし事のかなわざりしは 御歌を見るときは上古(むかし)よりあるものと見え...